かなりの話題をさらっているようです。
”無給医”問題。
これはいったい、どうしたことでしょうか?
これほど、進んだはずの日本の医療の現場、しかも、大学病院
という先端医療の現場でこのようなことが起こっている。
一般社会の人から見れば、信じられないことが起こっている
という気さえします。
似たようなことは、ほかでもあるのでしょうか?
例えば、芸人さん、多くの芸能人、タレントさん、俳優、歌手の
方は下積み時代が長く無給に近いという話はよく聞きます。
また、テレビ局の下請けを行う制作会社。テレビの仕事が
好きだから、ずっと泊まり込みで仕事をするということです。
ほかには、作家、芸術家などは無給かどうかは別として
将来に繋がる、修業は無給に近いはずです。いずれにしても
医師に限らず、一人前になるためには、ある程度の
修業期間時代は、報酬が期待できないこともあるという
徒弟制度の名残でしょうか?
確かに心臓血管外科医師の天野教授はいまだに、オペの
ために、年間200日以上病院に泊まるという話は聞いた
ことがあります。
話を戻して、医療の現場では、机の上の知識だけでは
太刀打ちできないことが多いのでしょう。そのために
実践で見て聞いて、触っての現場に立つ必要がある。
その時に、時給や報酬にこだわっていては知識、経験が
身につかないということでしょうか。先に挙げた
ほかの職種でも同様です。ただし、医師が特殊な環境にいて
患者さんが集まる大学病院は日本でも特に症例が集まり
その中が独特な慣習があって、そうしないとなかなか、
外に出て通用するドクターになれないのではないか。
ということが常識になっている。
以上の環境の中で、そのようなことに苦情をつけて
いる場合ではないという現実がある。
これをことさら、メディアが取り上げることでも
ないかもしれないが、仕組みとしてそのようなことが
連綿と続いているということでした。
https://news.yahoo.co.jp/byline/nakayamayujiro/20181028-00102034/